日本の夏の音
ブラジルのリオデジャネイロで夏季オリンピックが開催されて日本選手の活躍に一喜一憂し、暑い最中に熱くなって応援してます。
ブラジルは南半球ですので現在の気候は冬季ですから、それほど暑くはないのかもしれません。然し治安の悪さが懸念されていますから、選手も応援に出掛ける人も命がけでの遠征です。
猛暑の日本、夏のバカンスを海山に涼を求めて出掛けたいものです。
日本の夏には夏の音があります。
それぞれがどういう音に夏を感じるのでしょうか。
セミの鳴き声、風鈴の音、花火の音、盆踊りの太鼓の音、夕立の雨音、高校野球中継の音等々と、夏特有の音が実感として耳に残ります。
昔はそれに加えて金魚売りや風鈴屋の売り声が街に聞こえたものです。
都会と田舎では夏を感じる音も違いがあります。
海の音や山の鳥や虫の音、森を抜ける風のざわめき、聴く人のゆったりのんびりとした心理状態もあり、また田舎独特の匂いが加味されて夏の想い出となります。
都会の暑さと喧騒を逃れて、非日常的な処で新内を聞きながら心身を癒したいものです。
新内の三味線の音色は四季を問わず素敵です。
新内協会 理事長 鶴賀若狭掾
平成28年8月7日