天災人災の年 – 12月4日 新内協会演奏会
残すところあとーカ月の本年、新内を愛好賜る皆様には多大なご支援を頂き誠に有り難う存じます。
今年は大変な一年でした。芸一筋の私達の生活も世の中の動向情勢に左右されます。
今年ほど日本が災害に見舞われそして甚大な被害を被った年は戦後初めてであります。
今更言うまでもなく東日本を襲った大地震と津波は、多くの犠牲者と計り知れない被害の残酷な傷痕を残したのでした。
その後に大雨による水害でまたまた人命、家屋財産が流されて無残な爪痕が残りました。
この自然災害と原発事故の人的災害等による放射能汚染と財政危機。借金大国日本。TPP問題等。
世界ではヨーロッパの経済危機に伴う急激な円高。中国や北朝鮮との関係、アラブ諸国のクーデター、世界の隅々に問題を抱えているようです。
日本も世界の多くの国々もいつ経済破綻してもおかしくない危ない道をたどっています。
今後どのような情勢に変化するか予測がつきません。
来年は如何なる年となるのか、そして将来は:・。終戦直後の社会に戻るかもしれません。
それでも芸を愛好し芸を志す我々は、世の中に無関心ではいられませんが、健康で心豊かにそして愛の絆を深めつ、無心に芸に対峙し芸の道を歩みたいと思います。
本日の研修会にお忙しい中のご来場誠に有り難うございました。
師走の年の瀬を前向きに明るく元気にお過ごし下さい。来年も宜しくお願い申し上げます。
新内協会理事長 鶴賀若狭橡