海外公演
鶴賀若狭掾は海外での公演が非常に多い。欧州、南米・北米・ロシア・アジアと様々な地域で演奏している。 外国人が新内を理解できるのかと疑問を持たれるが、結果は大絶賛である。若狭掾のモットーにある「見て聴いて楽しい新内」を実践し八王子車人形の「西川古柳座」と共に出かける事が多い。「東海道中膝栗毛」の「弥次喜多」、「くずの葉」などを人形浄瑠璃として上演している。
弥次喜多は新内の中では数少ない「滑稽物」だ。鶴賀若狭掾が「コトバ」(芝居でいえば台詞)の部分を現地の言語で語って聴かせると、こちらが驚く程受ける。ブラジル公演の時は観客が床を鳴らして大笑いの合唱だった。公演後は感動したお客様から抱きつかれることもあった。
「滑稽物」だけでなく、シリアスな作品でも高い評価を得られている。ニューヨーク公演では若狭掾の声を「官能的」と表現され不思議な発声だという評価を受けた。最近ではアメリカの大学でのレクチャーや子供達へのワークショップの依頼が多い。彼らは非常に熱心に質問し、興味深く三味線を習っている。
これからも積極的に世界中を廻り、公演はもとより、ワークショップといった啓蒙活動を続けていく。
1977年 – 韓国(アジア放送文化交流協会理事として招待訪問)
1979年 – ハワイ(日系ラジオ放送出演)
1983年 – フランス・アヴィニヨン国際演劇祭参加
1983年 – モンペリエ国際音楽祭参加
1990年 – カナダ ドラモントヴィル ワールド フォークロア フェスティバル参加
1997年 – スペイン(日本企業招聘)
1998年 – 中国(日中友好協会)
2000年 – ブラジル(4都市) ウルグァイ チリ (国際交流基金派遣)
2002年 – サイパンへ車人形と共に公演
2002年 – ハワイ四島およびシアトル・サンアントニオで公演
2003年 – ロシア公演
2003年 – アメリカ ニューヨーク・ボストン・ハノーバー・クリントン・アマースト・ペンサコーラ公演。プリンストン大学でレクチャー
2004年 – 韓国 ソウル公演
2005年 – アメリカ アマースト・ミドルベリ・ハンフォードの大学でワークショップ
2007年 – アメリカ ワシントンDCで浮世絵師のみはしまり女史と公演
2007年 – アメリカ アマースト・セントルイス(マサチューセッツ大学・ワシントン大学)で公演およびレクチャー・ハンフォードで公演
2008年 – アメリカ ワシントンDCで車人形と公演
2008年 – ペルー・エクアドル・コロンビアで車人形と公演
2009年 – イギリス、アイルランド、オランダ、ベルギーの各国で公演とワークショップ
2009年 – スロバキア、ハンガリー、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニアの各国で公演。
2011年 – ポーランド公演。
2011年 – バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)公演。
2012年 – ポーランド公演、ラトビア公演。
2012年 – シンガポール レクチャー・デモンストレーション・公演。
2014年 – パリの日本文化会館で車人形と公演。
2014年 – ボルドー公演。
2017年 – マドリードで車人形と公演(日本企業招聘)